最短英会話習得法４　上級者向け勉強法・楽しく上達を目指す

英会話を極める

ここでは、ある程度英語を流暢に話せて、会話を楽しめるのようになったレベルの方が更に英会話のレベルを上げて行くために必要な事を解説しています。

このレベルだからこそできる、より楽しく英語レベルをアップさせる方法や英会話の精度を上げていくために必要な事を紹介します。

1．ネイティブスピーカーの言語交換相手・友達を作る

このレベルまで来た方に一番やって頂きたい事は、ネイティブスピーカーの言語交換相手や外国人の友達を作って英語を話す事です。（言語交換とは互いの母国語を教え合う事で、日本語を教える代わりに英語を教えてもらいます。）

言語交換の相手、外国人の友達がいれば、無料で英会話の練習ができますし、英会話教室よりも実践に近い形で会話練習をする事ができます。

英会話の先生は、日本人の英語に慣れているため、こちらの言っている事を推測する能力が高いですが、ほとんどの外国人はそうではありません。誰にでも通じる英語になっているか確認するために、英会話の先生ではない一般の方とも話す必要があります。

それに英会話教室では教えてもらう立場、気を使ってもらえる立場にいますので、かなり話やすい環境にあると言えます。言語交換などを通じて対等な立場の相手とも話す練習をする事で、より実践的な英会話能力が身に付きます。

英会話教室よりも難易度は上がると思いますが、一般の方相手でも余裕で話せるようになれば、誰が相手でも臆する事なく英語が話せる自信が付く事でしょう。


言語交換、外国人の友達との会話は難易度だけでなく、楽しさも増します。先生相手だと話しにくいようなプライベートの踏み込んだ話もする事ができますし、どこかに遊びに行きながら英会話をするというような事も可能になるからです。

それに実際にネイティブスピーカーと会話する事で更に英会話に対する学習意欲もわいてきます。英会話に慣れてきて方は、ぜひ英会話の教室以外でも英語を話す機会を持つようにしてください。


言語交換相手・外国人の友達の探し方について詳しくは、「海外のメール友達・言語交換相手を作る」と「外国人の友達を作る方法」のページに書いてありますので、そちらをご覧ください。

２．文法、発音に注意して話す

英会話練習の初期段階では、会話の精度よりもスピードを重視していました。しかし、もうスピードは十分についているはずです。これからは、徐々に文法、発音といった細かい所に注意しながら会話できるように意識しましょう。これらの能力は、自分で改善しようと意識していかないと中々向上する事はできません。

文法と発音の精度を効率良く上げるには、会話練習と並行して個別の練習を行う事が必要です。

発音に関しては、ステップ3で述べた発音練習の続きを行ってください。発音の良し悪しは、言いたい事を正確に伝えられるかどうかに直接関わってきますので、できる限り上手く発音できるようになってください。

文法に関しては、今までは「基礎の基礎」だけを集中的に覚えるように書いてきましたが、これからは、もっと難易度の高いものにも挑戦してみてください。洗練された英語を話せるようになるには、英文法の知識も必要になってきます。

ただ、難易度が高いと言っても、せいぜい高校生から大学受験レベルの英文法といった所です。しかもその中の重要な部分だけを覚えれば十分で、あまり細かいルールは気にせずとも良いと思います。細かいルール、例えば、「sheep（羊）は複数形でもsheepのまま」等は知らなくて困る場面は無いはずです。

翻訳等、英語の専門職に就きたいなら、こういった細かいルールも知らないといけないかもしれませんが、一般人には必要ないと思います。どの程度まで細かい英文法の知識が必要かは、ご自分の将来の目標などを考慮して判断してみてください。

英語の上級者にとって、一番地道に勉強する必要があるのが、文法と発音です。あとの能力は、勉強らしい勉強をしなくても伸ばす事が可能なので、この2つだけはしっかりと勉強して頂きたいです。

３．日常から英語に接するようにする　

英語の能力を上げるには、できる限り多く英語に接するのが一番です。特に、知っている単語、熟語の数を増やすには、ひたすら時間をかけるしかありません。

しかし、英語学習では、自分の英語レベルが上がるほど、より楽しい方法で英語能力を伸ばす事ができるようなります。すでに会話を楽しめる上級者レベルの方なら、ストレスをためる事なく英語能力を高められる方法がたくさんあります。

音楽が好きなら洋楽を聴き始め、本が好きなら洋書を読み始めてみてください。日常生活の場を英語能力を伸ばせる時間に変える事で、わざわざ英語の勉強時間を取らなくても英語レベルがどんどん上がっていきます。（更に詳しい事は「趣味・日常生活を英語学習の場に変える」の所に書いていますので、こちらをご覧になってください。）

これらの方法を取り入れ、日常生活の中でも、英語能力を鍛えられるようにして頂きたいです。


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