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カラオケ 高音の出し方2 実践練習編

高音の出し方

このページでは、高音を出すための実践練習を紹介しています。こちらの内容は「高音の出し方1 基礎練習編」の続きになりますので、まずそちらから先にお読みください。

実践練習1 裏声だけで歌ってみる

実践練習の最初は、裏声だけで曲を歌ってみる事です。この練習の目的は主に、裏声に慣れる事、裏声を力強くする事、裏声でより低い声を出せるようになる事の3点です。


まず、好きな曲の中で、歌の中で使われている一番低い音が高く、裏声だけでも歌えそうな曲を探してください。男性の場合は、女性の曲に丁度良い音程の曲が多いかと思います。

その曲を実際に裏声だけで歌ってみてください。音程の低い所でも、地声にならないように注意します。音程の低くなる所は、意識的に声を小さくすると地声が出なくなります。どうしても地声になってしまう場合は、もう少し最低音の高い曲を選んでみてください。

何回か歌って慣れてきたら、徐々に地声のような力強い裏声が出せるように意識してみてください。パワフルな裏声を出すためのポイントは、声の響かせる位置を意識する事と喉を開く事です。

声の響く位置を眉間のあたりに持ってくるようにすると自然に声も力強くなってきます。また、更に高い音を出すときには、眉間のあたりから頭のてっぺんの方へ響きを徐々に移動させるようにしていきます。

また、喉を大きく開く事で地声に近い声質に近づきます。喉を開くとは、あくびをした時のような状態の事を言います。ただし、限界まで喉を開くと必要な喉の筋肉の動きを邪魔しますし、声質もオペラのようになってしまいます。まずは、大げさなくらい喉を開き、少しずつ喉の開き具合を小さくしていき、丁度いいところを見つけてください。


力強い裏声は、技術の習得だけでなく、必要な喉の筋肉の強化、柔軟性の強化も必要になってきます。上記に挙げたポイントを押さえ、力強い裏声を出す事を意識すれば、徐々に必要な筋肉も備わってきてパワフルな裏声が出せるようになります。

人前で歌ってみる


ある程度、裏声だけで歌う事に自信が付いてきたら、人前でも裏声だけで歌ってみましょう。人前も積極的に裏声を使った方が、モチベーションが上がりますし、練習する機会も増えます。(男性が女性の曲を歌うとイメージダウンになる事が多いので、人前では男性の高音曲を歌う方が無難です。)

普通の人の感覚だと、裏声は「息漏れのある高くて弱い音」というイメージで、それ以外の声は、恐らく地声であるだろうと考えます。また、「高音が出せる人=歌が上手い人」というイメージがとても強いです。ですので、こうやって少しパワフルな裏声で歌うだけでも、「地声で高音が出ていて歌が上手い!」という印象を持たせる事ができます。

自分では、まだまだパワフルさに欠けて不完全と思っていても、裏声を使ってみたら案外周りから高評価を得られる事もありますので、ぜひ一度試してみて下さい。

また、中々裏声に力強さが出せずに、全く地声のようには聴こえないという方は、弱く優しい声質、切ない声質などで歌われている等、そもそもパワフルに歌う必要がない曲を選ぶという手があります。そういう曲なら声に力強さが無くても、わざと弱さを表現しているように聴こえます。

練習では、裏声をできる限り力強くしていきますが、実際に歌う際には、いつでも力強くする必要はありません。裏声を弱いまま使うと言うもの表現方法の一つです。


これから紹介する練習でも、ある程度自信が付いたらどんどん人前でも使うようにしてみてください。上達するのが早くなります。

実践練習2 地声と裏声がきれいに分かれている曲に挑戦


サビはずっと高音で、それ以外はずっと低音というように高音、低音がきっちり分かれていて、換声点付近を歌う必要がない曲を探してみてください。そういう曲が見つからない場合は、なるべく換声点付近を歌う回数が少なくて済む曲を選んでみて下さい。

これを地声と裏声を駆使して歌う練習をしてみましょう。練習の主な目的は地声と裏声の声質の差を減らしていく事です。

地声は、なるべく小さく声を出すようにします。(ただし息漏れはしないようにしてください。)

練習により、裏声が地声のパワフルさ、音量に近づくようになりますが、地声を越える事はできませんし、練習段階では、地声よりもかなり弱いはずです。ですので、地声を100%の力で歌うと、どうしても裏声の弱さが目立ってしまいます。

裏声部分は、パワフルに歌えるように心がけてください。

地声と裏声の差が無くなってくれば、地声だけで歌っているように聞こえてきます。

実践練習3 小声で換声点を克服する練習


換声点付近を何度も歌う必要がある曲を選んで小声で歌ってみて下さい。

練習の目的は、換声点をスムーズに通過できるようなり、地声と裏声の一本化させる事です。

歌う際に注意する事は、音程を上げる時もなるべく音量を一定に保つ事と、喉をリラックスさせる事です。

高音を出す時に地声を張り上げるように歌ってしまっては、練習効果が全く無くなりますので、注意してください。

また、喉をリラックスさせる事は換声点を上手く通過する上で非常に重要です。意識して筋肉をリラックスさせるのは難しいですが、力を入れないように意識して歌っていれば徐々にできるようになってきます。

声を張り上げないで高音を出そうとすると声が自然と裏返ってしまうと思いますが、それで大丈夫です。声が裏返る事は喉がある程度リラックスしている証拠ですので、正しい歌い方に近づいている状態だと言えます。最初の内は、可能な限りどんどん裏返させるつもり位が丁度いいです。

慣れてきたら徐々に声が裏返らず、喚声点をスムーズに通過できるよう意識して練習してみましょう。

地声から音程を上げる時は、地声に徐々に裏声を混ぜていくイメージ、裏声から音程を下げる時は、裏声に徐々に地声を混ぜるイメージを持ってください。


この練習が難しいと感じるようだったら、リップロール等の基礎練習を何回も練習してから、またチャレンジしてみて下さい。

実践練習4 仕上げ


最後に、通常の音量にして先程と同じ練習を行います。この練習では、換声点を綺麗に通過できる事とパワフルに歌う事の両立を目指します。これが上手くできれば、高音の発声法を習得できたと言えます。

音量を上げると、喉が力きみやすく、換声点を上手く越えにくくなります。小声の時と同様に喉をリラックスできるように心がけてください。

裏声を出す時は、実践練習1、2の時のように、できるだけ地声のようなパワフルな声を出せるように心がけてください。


ここまで出きるようになるまでにはかなりの練習がいりますが、習得すれば、今まで出す事ができなかった高音も軽々出せるようになります。努力するだけの価値はあると思いますのでぜひ挑戦してみてください。


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